インバウンド用・外国人モニター活用事例<商品・サービスの開発・改善>

外国人モニターを使って実際に使用・体験してもらうことで、外国人観光客が求める商品やサービスを提供することができます。例えば下記のような事例があります。

ホテル
快適で楽しい滞在にするためのアメニティやサービスを調査
(例 国際ACアダプターの対応、多言語テレビチャンネル、自国で人気のある寝具など)

レストラン・飲食店
外国人観光客にアピールできるメニューを開発
(例 アメリカ人モニターに欧米人の舌に合うメニューをヒアリング)

観光局
外国人観光客にとって魅力的なプランやコースを開発
(例 インド人モニターに、インドの伝統や習慣に焦点を当てた新しい文化交流を調査)

観光客向け案内板やパンフレットの校正
(例 英語表記でもよりわかりやすい表現や文化的な配慮をして改善)

旅行会社
インバウンドツアーの企画
(例 外国人モニターによるニーズ調査やアドバイスをもとにツアーを企画)

交通機関
より使いやすいサービスの開発
(例 フランス人モニターに、バスや電車のチケットの予約・決済アプリのユーザビリティをテスト)

ネットショップ
海外で売れる商品やパッケージを調査。
(例 中国人モニターへのアンケート)

以上はほんの一例です。

次に。具体的な実例を紹介します。
岐阜県の観光地のレストランでは、外国人観光客に人気がある一方、不満も多かったことが分かりました。何が不満かを外国人モニターに実際に食事をしてもらい、フィードバックをもとに次の改善を実施しました。

  • メニュー表には、日本語と英語だけでなく、外国人観光客が多い国の言語(この場合はタイ語)も掲載
  • メニューの写真を撮影し、外国人観光客にも分かりやすいように英語の説明を追加
  • 料理については、辛さの度合いを日本人向けと外国人向けに分けて表示

これらの改善点を取り入れた結果、このレストランは外国人観光客からの評価が上がり、口コミで広がっていきました。また、海外旅行者向けの口コミサイトでも、レストランの評価が高くなり、外国人観光客の満足度が向上しました。

外国人モニターの意見を取り入れることで、外国人観光客向けのサービスや商品を開発することができ、ビジネスにおいて大きな成果を上げることができるのです。